
「初めて塾にいくんだけど、どんな持ち物が必要?」
「塾に通っているけど、授業をもっと受けやすくなるアイテムってある?」
「子供が塾に通うことになったのだけど、何を準備するべき?」
皆さんは、こんな疑問をお持ちではないでしょうか?
塾に通うことが決まると、必要な持ち物というのが出てきますよね。そんなとき、何を準備すればいいのかわからず、迷ってしまうこともあるでしょう。
実は、塾に通う際の持ち物に不足があると、十分なコンディションで授業を受けられなかったり、塾の学習効果を十分に受けられない可能性があります。そういう事態は、避けたいところです。
今回は、塾の持ち物について気になっている、これから塾に通う皆さんや、塾生の皆さん、そうしたお子さんをお持ちの保護者の皆様に向けて、塾に必須の持ち物、持っていくと勉強で役立つもの、快適に授業を受けられる便利なアイテム、持ち込みを控えるべき物についてご紹介します。
今回ご紹介する内容を、塾ごとに持ち込みが禁止されている物を照らし合わせることで、皆さんの持ち物選びの参考になればと思います。
塾に必須で持っていく持ち物

まずは、塾で必須となる持ち物について、ご紹介します。
筆記用具
塾で必須となる持ち物として、まず筆記用具が挙げられます。
シャープペンシルや消しゴムはもちろん、色ペン、定規も必要です。また、模試や模試の練習の際は、鉛筆も使用します。濃さは、HBであればほぼ間違いありません。
色ペンでまず持っていきたいのは、答え合わせや直しで使用する赤。それに加えて、重要ポイントを強調するための2色があれば十分です。
他にも、マーカーや付箋を持っておくと、要所で活躍するでしょう。
ノート
塾で授業を受ける上で、ノートは必須です。ルーズリーフでも構いませんが、きちんと整理できるようにしておきましょう。
また、下敷きも用意しておくと、快適にノートを取ることができます。
テキストや教材
塾で指定されたテキストや教材は、忘れずに持っていきましょう。
これらは、学習効果を最大化することを目的に、持ち物として指定されています。そのため、持って来るのを忘れてしまうと、十分な学習効果を得るのが難しくなってしまいます。
また、プリントを使う塾の場合は、プリントを保管するためのファイルも必要です。
どれも紛失してしまうと大変なので、必ず名前を書くようにします。
必須の持ち物であるため、忘れないようにしましょう。
連絡用のファイル
塾からの連絡用の書類やプリントを挟むファイルも、あるとよいでしょう。
保護者の方に向けた大切なお知らせを無くしてしまったり、授業用のプリントと混ざってしまうと大変です。連絡用のファイルを一冊持っていくことで、こうした事態を防ぐことができます。
A4サイズのクリアファイルが1つあれば十分なので、専用の物を用意しておきましょう。
塾で指定されているもの
塾で指定されている他の持ち物も、忘れないように持っていきましょう。
普段の授業で指定される場合はもちろん、特に最初の授業の前には、塾から持ち物が指定されることがあります。
事前に確認し、忘れないようチェックリストに加えておきましょう。
持っていくと勉強で役立つ持ち物

次に、塾に持っていくと勉強で役立つ持ち物について、ご紹介します。
単語帳や問題集
単語帳や問題集を持っていくと、すき間時間の勉強で役立ちます。
特に単語帳は、休憩時間や授業が始まるまでのちょっとした時間、「自習室に行く程でもないけど、時間が空いたな……」というタイミングで役立ちます。小さな時間であっても、繰り返すことは、勉強において非常に効果的です。
他にも、自習室を使えるときは、問題集を1問でいいから解いてみたり、宿題をするといったことも可能です。
単語帳や問題集をもていくと、すき間時間を有効に使って、勉強することができるでしょう。
テスト範囲がわかるもの
テスト範囲がわかるものを持っていると、常に次のテスト範囲を意識しながら、勉強することができます。
範囲だけでなく、日程までわかると、より効果的です。簡単なメモや、スマートフォンで撮影した写真で十分なので、持っておきましょう。
こうしたものを持っていくだけで、勉強に取り組む意識が変わってきます。
テストの結果や解答用紙
返ってきたテストの結果や解答用紙は、ぜひ塾に持っていってください。
なぜなら、テストの結果や解答用紙は、「どこまで理解できていて、どこが理解できていなかったのか」がわかる、最高の材料だからです。
講師はその結果から、今後の学習計画や勉強法について、アドバイスをしてくれます。
できなかった部分があると、気恥ずかしい気持ちもあるかもしれませんが、成績向上のため、ぜひ活用してみてください。
持っていくと便利な持ち物やグッズ

塾に持っていくと、快適に授業を受けられたり、コンディションを整えるのに役立つグッズをご紹介します。
水筒や飲み物
水筒やペットボトルなどのフタができる容器で、できるだけ飲み物を持っていきましょう。
勉強中も水分補給は大切ですし、喉も乾きます。また、教室の冷房や暖房の関係で、空気が乾燥することもあるでしょう。勉強のコンディションを保つためにも、飲み物は大切です。
授業の間に買いに行けない場合を考えると、できるだけ持参するのがよいといえます。
おやつや軽食
おやつや軽食を持っていくと、授業前や授業と授業の間に、エネルギー補給を行いやすくなります。
持っていく際は、
- 食べるときの音
- 食べるときの匂い
- 食べこぼし
といった点に配慮できる物を選ぶとよいでしょう。具体的には、小分けにされたアメやグミ、チョコレート、ナッツやドライフルーツ等がおすすめです。
ただし、飲食については塾でルールが定められている場合があります。この点は、事前に確認しておくようにしましょう。
アルコール除菌シート
アルコール除菌シートを持っていくと、衛生管理に役立ちます。
机やイスなど、多くの人が触れる設備を拭くことによって、感染症に対する不安や、衛生面への懸念を軽減できるでしょう。
また、トイレの後や軽食を取る際にも、役立てることができます。
汗拭きシートやうちわ
暑い季節には、汗拭きシートや制汗剤、うちわを持っていくと、熱さを和らげることができます。
特に汗拭きシートは、移動の際にかいた汗を除去し、すっきりとした気持ちで授業に臨めるため、おすすめです。
その際、制汗グッズは香りが控えめな物を選び、周囲に配慮できるとよいですね。
また、強い冷房が苦手な場合は、ブランケットを持参するのもよいでしょう。
カイロやブランケット
寒い季節には、カイロやブランケットを持っておくと便利です。
体が冷えている時は、腰や背中を温めるようにすると効果的。授業中や勉強中に使用することを考えると、貼るタイプのカイロがおすすめです。
ブランケットを選ぶときは、
- 薄い
- コンパクトに折りたためる
- なるべくかさばらない、かさばらないように工夫できる
といった観点から考えるとよいでしょう。
寒さ対策を行うことで、勉強に適切な環境を整えやすくなります。
持っていかないほうがいいもの

最後に、塾へ持っていかない方がよいものについて、ご紹介します。
また、ここで紹介するもの以外にも、塾が独自にルールを作っている場合があります。事前に確認して、アクシデントを予防しましょう。
高価なもの
高価なものは、塾に持っていくのを控えたほうがよいです。
高価なアクセサリーやブランド品、グッズなどに加え、流行のガジェットや電子機器などは、紛失や盗難といったアクシデントの原因となる場合があります。
そうしたアクシデントがあると、精神的にもショックですし、とても集中して勉強できませんよね。
したがって、高価なものを塾に持ち込まない、持っていかない方が賢明です。
多額の現金
必要以上に多額の現金を持ち歩くのは、避けたほうがよいでしょう。
塾で突発的に大きな出費が発生することはなく、過剰な現金を持ち歩く必要はありません。反対に、多額の現金を持ち歩くことは、紛失や盗難といったアクシデントのリスクを引き上げ、保護者の方にも心配をかけてしまいます。
このような理由から、塾に行くときは、必要最低限の現金だけを持っていくように心がけましょう。
勉強で使用しないもの
勉強で使わない、ゲーム機やおもちゃ、グッズ、雑誌や本をといった物も、持ち込まないようにしましょう。
どれも勉強には必要ないものです。そうしたものを持ち込むと、自分だけでなく、周囲の集中力まで阻害し、迷惑をかけてしまうかもしれません。
また、連絡用にスマートフォンを持っていくこともあるかもしれませんが、きちんとマナーモードにしておきましょう。
その後は、ポケットに入れるのではなく、カバンに入れて置くとより集中しやすくなります。
まとめ
塾の勉強を充実したものにできるアイテムは、さまざまな種類があります。
必須となる、筆記用具、ノート、テキストや教材、連絡用のファイルなどに加えて、塾から指定のあった物を持っていくことは大前提です。忘れないようにしましょう。
それに加えて、単語帳や問題集、テスト範囲がわかるメモや画像などがあると、勉強に役立てることが可能です。
もしテストの結果が返ってきたときは、解答用紙と一緒に結果を講師に見てもらうことで、成績向上に役立てることができます。
持っていくと便利なのは、水筒や飲み物、おやつや軽食といった飲食物に始まり、体温や発汗を調整できるアイテム、衛生面の心配を軽減できるアルコール除菌シートなどがあります。
反対に、高価なもの、多額の現金、勉強で使用しない物は、持ち込まないようにしましょう。
そのほか、塾が独自に持ち込みに関するルールを設定している場合もあるので、適宜確認して持ち込むようにすると、トラブルを防げます。
今回は、塾の持ち物について、必須アイテムから便利アイテムまでをご紹介しました。ぜひ、皆さんの快適で効率的な通塾の参考にしていただけたらと思います。