塾の夏期講習はなぜ必要?おすすめの選び方・使い方

中学生になり、学年が上がっていくにつれて、進学や受験など、将来のことを意識しますよね。お子さんにとっても、保護者の皆様にとっても、どのように勉強すればいいかというのは課題になってきているかと思います。

そして、すでに塾に通っている場合でも、これから塾に通うことを考えている場合でも、「夏期講習は受けるべき?」という点で、迷っている方は多いのではないでしょうか。

多くの塾が夏期講習を開催しており、私たちも参加することをおすすめしています。なぜなら、約1か月間の夏休みを有意義なものにするために、とても役立つからです。

今回は、「夏期講習がなぜ必要なのか?」という部分について取り上げます。費用の傾向や選び方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

塾の夏期講習とは?

塾の夏期講習は、夏休みの期間を利用した「特別講座」の一種です。

夏休みの学習は、非常に重要です。約1か月、学校の勉強が進まなくなるため、この期間に効果的に学習に取り組むことができれば、それ以降の成績や志望校の合格におおいに役立ちます。

通常のクラスとは別に開催される場合が多く、その塾に通っている人だけでなく、通っていない人でも「夏期講習だけ受けられる」のが特徴です。

夏期講習の重要性

夏期講習は、お子さんの成績向上・維持、勉強の習慣付けにおいて、非常に重要な役割を果たします。

成績向上・維持において重要

夏期講習は、成績を向上・維持するうえで、大きな効果があります。

1か月ほどある夏休みの期間、学校の授業は進まなくなります。そのため、その期間を有効活用することで、学校の授業が進んだ段階まで復習をしたり、それ以上の内容を勉強する、絶好の機会にできます。

授業のカリキュラムは、その夏休みの期間を最大限生かせるように設計されています。約1か月もの期間、プロの指導のもと、計画的に勉強することの効果は非常に大きいものです。

勉強の習慣づけにおいて重要

夏期講習は、夏休み期間中に、勉強する習慣を付けるうえでも効果的です。自発的な勉強の習慣がついていないお子さんにとって、大きな助けになります。

夏休みは長く、自分の意思だけで勉強の進行を管理し、机に向かう習慣を維持するのはなかなか難しいことです。

夏期講習は決まった時間、決まったスケジュールに沿って進むため、勉強を習慣づけるのに役立ちます。そのため、スケジュールを立てて実行することを苦手だと感じるお子さんにとっては、大きな支えとなるでしょう。

夏期講習を受けることによって、塾の力で、夏休み中の勉強を習慣づけることができます。この期間を有意義に過ごすことができれば、受験においても学校の成績向上においても、大変心強い助けになります。

塾の夏期講習には行くべきかどうか

塾の夏期講習は、必要に応じて参加することをおすすめします。夏期講習の必要性は、お子さんの現在の学力、学年、状態によって異なるためです。

「夏期講習に行くべきか?」という点について、二つの状況に分けてご紹介します。

塾に通っている場合

現在、すでに塾に通っている場合、必要な講座を適宜選択して受講するのが良いでしょう。

後述しますが、夏期講習は目的を明確にし、それに沿った講座を受けることが大切です。通っている塾から夏期講習の案内があるかと思いますので、全ての夏期講習ではなく、必要な講座を選択することがおすすめです。

塾に通っていない場合

現在、塾に通っていない場合、本人に夏期講習へ通う意思、関心があれば、通わせてみて良いでしょう。ただし、無理のない範囲にしておくことが大切です。

というのも、本人に受講の意思がない場合や、本人が大きな苦痛を感じている状態で無理に通わせても、十分な効果が望めないためです。

よく話し合って、本人の意思を尊重した講座を選んでみてください。

夏期講習のおすすめの使い方

夏期講習は、目的に応じて活用することで、その効果を大きく上げることができます。どのような目的で活用されるか、具体例を交えながら、ご紹介します。

目標を明確にして参加することが大事

夏期講習を効果的に活用するために、まずしなければならないのは、目標を明確にすることです。

目的を明確にすれば、どのような塾の夏期講習を受ければ良いのか、判断しやすくなります。夏期講習と言っても、塾によって授業の形式やカリキュラムが異なるためです。

次に、代表的な目的二つについて、詳しくご紹介します。

苦手科目の補強に使う

苦手科目の補強は、夏期講習の代表的な使い方の一つです。

学校の授業についていくのが難しい、極端に苦手な科目がある、定期テストの点数をアップさせたいといった場合、夏期講習は有効です。テストの点数が平均点を下回っているとき、検討してみる良いでしょう。

塾では専門の講師が授業を行います。その指導を受けることによって、効率的に苦手科目を補強していくことができます。

苦手な科目を克服するのに、自分一人の力でというのは、なかなか難しいもの。夏期講習は、手を伸ばしづらい苦手科目の克服にもってこいです。

高校入試対策として使う

中学受験を控えた中学三年生になると、高校入試対策として夏期講習を受講する生徒が多くなります。

受験を控え、苦手な科目があるといった場合、その補強を行うことができます。加えて、ハイレベルな学校を受験する場合でも、学校の授業だけでは対策が難しい問題を対策することができます。

入試対策を目的とした授業、演習を通して、成績を上げる上でおおいに役立ちます。受験指導のプロからの指導を受けることは、夏期講習の代表的な活用法です。

夏期講習の選び方のポイント

夏期講習を選ぶ際、先述の活用法を踏まえて、どのように塾を選ぶとよいのかご紹介します。

科目や内容が目的とあっているか

内容や科目が、通塾の目的にあっているかは、塾選びにおいて重要なポイントになります。科目はもちろん、夏期講習の内容は塾によってそれぞれ異なるためです。

夏期講習を受ける目的として、例をいくつか上げてみましょう。

  • 特定の科目で好成績をとりたい
  • 苦手科目を克服したい
  • 受験対策を網羅的に行いたい
  • 前学期までの復習
  • 以降の学期の予習
  • 学習習慣を維持したい、つけたい

このように、まずは目的をはっきりとさせ、それに沿った夏期講習を開催している塾を選ぶのが良いでしょう。

スケジュールがあっているか

夏期講習を選ぶにあたって、本人にとって無理のないスケジュールであるのは大切です。

塾や、開催されている夏期講習によって、実施のスケジュールが異なります。また、授業一回当たりの時間、コマ数も異なります。

約1か月に渡る長い期間において、本人が辛くなってしまい、通えなくなっては本末転倒です。

本人とよく相談して、無理なく通えるスケジュールの夏期講習を選ぶことを意識してみましょう。

無理のない費用になっているか

通塾において、費用がどの程度になるのか確認しておくのも、夏期講習を選ぶ大切なポイントです。

大まかに、集団指導塾と個別指導塾、受験生か否かで、費用が変わってきます。

中学1年生、2年生の場合、夏期講習の費用は通常の月謝の2倍程度。中学三年生からは、指導もさらに力が入り、通常の月謝の3~5倍程度が相場となっています。

集団指導塾と個別指導塾では、個別指導塾の方が割高になる傾向にあります。あくまでも相場ですが、参考にしてみてください。

まとめ

塾の夏期講習は、夏休みという期間を有意義にするために、おすすめできる講座です。成績向上・維持、学習習慣の定着のため、ぜひ有効活用してみてください。

そして、目的を明確にして受ける夏期講習を選ぶことで、その効果をより大きくすることができます。その一歩目として、得意科目の教科、苦手科目の克服、入試の網羅的な対策など、目的を明確にしてみると、より選びやすくなるでしょう。

また、通塾に無理のないスケジュール、費用であることも大切です。

今回ご紹介した内容を踏まえて、お子さんが意欲的に受講できる夏期講習を検討してみてください。

明光義塾の夏期講習

明光義塾でも、夏期講習を実施しています!夏期講習を受けたい、検討しているという方は、ぜひ参考にしてみてください。

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