塾と部活の両立は可能?両立させるポイントやコツを紹介

「塾に通いたいけれど、部活と両立できるか不安」

「子供を塾に通わせたいけれど、部活と両立できるか心配」

「塾に通っているが、勉強と塾の両立が難しいと感じている。部活をやめるべきなのかも……」

こうした悩みをお持ちではありませんか?

塾と部活の両立というのは、中学生・高校生の皆さんや、そうしたお子さんをお持ちの保護者の皆様にとって、大きな課題。部活のある学校生活は非常に楽しいものですが、塾と部活の両立となると、難しいと感じる方も多いはず。

今回は、そういった生徒の皆さんや保護者の皆様に向けて、塾と部活を両立するポイントやコツについてご紹介します。

生徒の皆さんだけでなく、保護者の皆様ができることについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

塾と部活の両立は可能なのか

結論を先に述べますと、塾と部活の両立は、誰にでも可能です。

ポイントやコツをきちんと押さえれば、誰にでも塾と部活を両立した、充実した学校生活を送ることができます。

部活をやめる必要はない

「塾と部活を両立させるつもりで始めたが、思ったよりも体力的に辛い」、「両立できていると思っていたが、模試の成績が考えていたより悪い」こう感じている方は、少なくないでしょう。

とはいえ、必ずしも部活をやめる必要はありません。

確かに、部活をやめることで時間的・体力的な余裕は生まれるかもしれません。

しかし解放感から、「余裕ができたし、少しゆっくりしてもいいだろう」と遊んでしまったり、だらだら過ごしてしまう可能性もあるからです。

もちろん、部活をやめて勉強一本に集中できるのなら部活をやめたほうがよい場合もあります。

そのため、今の自分の偏差値や時間的猶予に加え「自分は自由時間があればその分、勉強を頑張れる性格なのだろうか?」という点もよく考えたうえで判断することをおすすめします。

引退してからでも間に合う?

塾に通っているのであれば、部活を引退してから受験勉強を始めても十分間に合います。ですから、今しかできない部活動を優先しても大丈夫です。

受験勉強で大切なのは、必要な時期に集中して取り組むこと。「3年生の夏まで全力で部活に取り組み、引退後に勉強を頑張ることで志望大学に合格した」という人も、少なくありません。

気持ちを切り替え、受験本番までに必要な勉強をきちんと終わらせる。これができれば、引退してから受験勉強を始めても、志望校に合格することは十分可能です。

塾と部活を両立させるためのポイント・コツ

塾と部活が両立できるといっても、簡単にできることではありません。しかし、ポイントやコツを押さえることで、塾と部活の両立はしやすくなります。

勉強の習慣を身につける

毎日勉強する時間を作り、その時間を少しずつ伸ばしていきましょう。まずは少しずつからで構いません。

生活の中心が学校や部活になってしまうと、家庭学習の時間がおろそかになりがちです。勉強時間を確保することが難しく、机に向かうのに大きなエネルギーが必要になってしまいます。

反対に、勉強を習慣化できていれば、机に向かうことが少しずつ簡単になっていき、学校の宿題や塾の宿題、予習復習などが苦でなくなります。

家で勉強する習慣がない場合、いきなり何時間もの勉強を継続するのは難しいです。そのため、少しずつ始めていきましょう。

スキマ時間を有効利用する

通学中など、スキマ時間を活用した勉強も、塾と部活の両立に効果的です。

電車通学の場合、電車の中で単語帳を見たり、教科書や参考書を読んだりといった勉強ができます。徒歩通学の場合は、リスニングや音声教材の活用が役立つでしょう。

ただし、これらの方法は「ながら」で行うこととなります。そのため、安全には十分注意しましょう。

また、学校の休み時間を活用して勉強するのも手段の一つです。通学時と違って、「書く」勉強ができるため、塾の宿題などに取り組むといった形で、有効利用できるとよいですね。

スケジュール管理を行う

塾と部活の両立を図るためには、一日のスケジュールを適切に管理することも効果的。余った時間を見つけ出すことで、その時間を勉強に利用できます。

手始めに、一日の中の学校や部活といった動かせない時間を押さえます。その後、余った時間を把握するところから、勉強に回してみましょう。

ただし、スケジュールを詰め込みすぎないよう注意が必要です。小さなアクシデントでスケジュールが崩れて嫌になってしまったり、窮屈でストレスの大きい組み方は、長続きしません。

余った時間を把握したうえで、少し余裕を持ったスケジュールを組む。こうすることで、効果的で長続きするスケジュール管理ができます。

時間が調整できる塾を選ぶ

塾と部活を両立したい場合、時間の融通が効きやすい塾を選ぶことも重要です。

多くの部活において、忙しさには波があります。大会やコンクール前に集中する必要があったり、練習日程が変更になったりするなどです。

塾と部活を両立しようとすると、このように時間やスケジュールの融通が求められるシーンが出てきます。

そのため、集団指導塾は避けたほうが無難でしょう。授業の曜日や時間、授業内容の進行が固定されており、塾を休んだ場合にカリキュラムについていけなくなる可能性があります。

集団指導塾のカリキュラムについて行こうとした場合、部活ではなく塾の予定を優先しなければならず、結果的に、両立が難しくなってしまいます。

個別指導塾やオンライン指導塾の場合、そうした心配がないので安心です。生徒個別に、授業の曜日や時間、授業内容を調整できます。

また、やむを得ず欠席する場合でも、その間に授業が進んでしまうことがなく、振替授業も行えるなど、多くの利点があります。

目標を立てる

小さな目標を立て、モチベーションを保つことは、塾と部活を両立させるために大切な要素。モチベーションは、目標に向かう推進力となるからです。

大きな目標を立ててもよいのですが、こうした目標は長期目標である場合が多く、成果を感じるのに長い時間がかかります。そのため、中だるみとなってしまうことがあります。

そのため、目標を立てる際は、まず小さな目標を立てることがおすすめです。

「次の小テストで満点を取る」など、手近ですぐに達成できる短期目標を立てることで、モチベーションを維持しやすくなります。

塾・部活を休まないようにする

両立するためには、塾も部活も、どちらも休まないようにしましょう。なぜなら、一度休んでしまうと、休み癖がついてしまうためです。

塾と部活、片方をより優先したいという感情が出てきたとき、どちらに振れるかは、その時々の状況や気分によって変わります。

ここで休んでしまうとどっちつかずになってしまいますし、もう片方を優先したい、優先しなければならない状況になった時、調子を取り戻すことが大変です。

塾と部活を両立するためには、どちらも休まないように心がけましょう、

健康的な生活を心がける

塾と部活を両立するためには、健康的な生活が大切。具体的には、食事と睡眠をおそろかにしないことです。

食事と睡眠はどちらも勉強のパフォーマンスに大きな影響を与えますし、勉強した内容が脳に定着するのは寝ている間。どちらも、勉強の効率を上げるためには不可欠です。

勉強をしなければいけないからといって、睡眠時間を削るのはおすすめしません。

せっかくの勉強時間を無駄にしないためにも、食事と睡眠を意識した、規則正しい生活を送りましょう。

塾と部活を両立させるために保護者ができること

お子さんが塾と部活を両立するには、保護者の方の協力が欠かせません。塾と部活を両立させるうえで、保護者の方ができることについて、ご紹介します。

塾の必要性を判断する

本当に塾に通うべきなのか、その塾の指導スタイルと通塾の目的が合っているかという点を、お子さんと一緒に判断すること。これが、お子さんが塾と部活を両立するためにできることの一つ目です。

塾の指導方針がお子さんに合っていない場合、お子さんの負担が大きく増えてしまいます。また、そうした塾に通ってしまった場合、モチベーションは長続きしないでしょう。

塾に通うのはお子さんですが、塾選びを任せきりにするのではなく、大人として一緒に判断してあげることが大切です。

両立ができる塾を選ぶ

金銭面など、お子さんのみでは判断できず、保護目線での比較・検討が必要になるシーンが出てきます。

そうしたとき、お子さんに代わって、大人としての立場から判断するのも、保護者の方がしてあげられることの一つです。

お子さんの意見を尊重しつつ、保護者しかできない判断をきちんと行うことも、塾と部活を両立していくうえで重要な要素です。

生活面・精神面のサポート

子供が塾と部活を両立させるうえで、保護者が生活面・精神面での支えになることは、大きな意味を持ちます。

多感な時期、子供は大人では悩まないようなことであっても、抱え込んで不安になってしまうことがあります。

そんな中、お子さんの味方として、保護者から精神面の支えがあることは、とても心強いでしょう。

また、健康的な生活を送ることの重要性について先述しましたが、食事については、保護者の協力が不可欠です。

まとめ

塾と部活は、いくつかのポイントを押さえることで誰でも両立できます。

勉強の習慣を身に着ける、スキマ時間を活用する、スケジュールを管理するといった、日常生活に勉強を取り入れることから始めるとよいでしょう。小さな目標を立てることで勉強、部活ともにモチベーションをキープできます。

塾・部活どちらもできるだけ休まないようにし、健康的な生活を土台とした両立を目指すよう気を付けます。

また、部活と両立しやすい、時間やスケジュールの調整がしやすい塾を選ぶという視点から、個別指導塾オンライン指導塾がおすすめです。

保護者の方がしてあげられることとしては、お子さんと一緒にどの塾に通うか考えること、生活面・精神面で支えになることが挙げられます。いずれも、お子さんが塾と部活を両立する、大きな助けとなるでしょう。

多くの塾で無料体験を実施しているので、塾と部活の両立を考えている場合は、まず一度、気になった塾を確認してみてくださいね。

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