小論文対策に塾を活用しよう!メリットや選び方のポイントを解説

大学受験において、小論文は大きな役割を持っています。総合型選抜や学校推薦型選抜の他、一般選抜でも小論文を書くシチュエーションが発生するためです。

知識量を問うだけでなく、思考力を問う入試に変化していく中、小論文の重要性は、日に日に高くなっているといえるでしょう。

そんな中、受験を意識するようになった高校生の皆さんも、小論文対策に関するさまざま情報に対して、アンテナを張っているのではないかと思います。

その中でも特に、塾を活用した小論文対策について、気になっている方は多いのではないでしょうか。

今回は、そうした高校生の皆さんに向けて、塾での小論文対策の必要性、塾で小論文対策を行うことのメリット、小論文対策を開始するタイミング、選び方のポイントについて、ご紹介します。

小論文対策で塾に通う必要はあるのか

結論からいうと、「小論文対策のため塾に通う必要はある」といえます。

なぜなら、小論文における添削・指導の質を向上させることができるからです。

合格基準に達する小論文を書けるようになるには、言い回しや誤字脱字に注意するだけでは足りません。大学の定めた採点基準に沿って、合格点を取る必要があります。

小論文も、他の試験と同じように、合格点を求められるのです。

そのため、小論文で合格点を取るには、指導の質が高い必要があります。この点、学校の指導だけでは、十分とは言い難いでしょう。

そのため、より専門的な指導を受けられる塾での小論文対策をおすすめします。

小論文対策で塾に通うメリット

小論文対策で塾に通う必要性について述べましたが、実際、塾を活用して小論文対策を行う場合、多くのメリットが存在しています。

プロに添削をしてもらえる

塾では、小論文に関するノウハウを持つ受験のプロから、添削を受けることができます。これは、大きなメリットです。

なぜなら、小論文を自分だけで添削し、改善していくには、限界があるためです。

また、学校の先生の指導を受けるにせよ、先生が生徒個人に割ける時間にはやはり限界があります。

ここで、塾を活用した小論文対策の出番。

合格点を取るための添削が必要な小論文指導を、受験のプロにしてもらえるのは、非常に効果的です。

プロの指導では「今、自分の小論文は何ができているのか・何ができていないのか」という点を知ることができるため、改善がしやすくなります。

小論文の書き方を教えてもらえる

小論文の書き方には、決まった型があります。そうした、小論文の根本的な部分から指導を受けられるのは、塾に通う大きなメリットです。

例えば、「序論・本論・結論の順で書くように」という基本だけでも、最初のうちは苦労するでしょう。小論文は感想文ではないため、これまでの学校生活で書いてきた文章とは、書き方が大きく異なります。

主観ではなく客観、それも根拠に基づいて、自分なりの主張を述べることが求められます。

小論文の基本的なルールや型、これまで書いてきた文章と何が異なるのか、こういった点から、プロの丁寧な指導を受けられるのは、大きなメリットだといえます。

また、基本的なことに留まらず、論理を展開していく方法やテクニックなど、小論文を書くこと全般で、塾の指導は頼りになります。

自分の大学に合わせた対策ができる

志望大学にあわせた小論文対策ができるのも、塾で指導を受けるメリット。

塾はこれまでの受験データを蓄積しており、入試傾向や過去問題分析しています。これは、小論文に関しても同様といえます。

こうしたデータを活用した塾の指導を受けることで、自分一人でやみくもに対策するよりも、ずっと効率よく合格に近づけるでしょう。

計画を立ててもらえる

小論文対策をする上で、その計画を立ててもらえるのは、塾で指導を受けることのメリットです。

受験までの時間は限られています。小論文という分野で、受験当日までに求められるレベルと現在のレベルから、逆算して計画を立てるのはかなり大変です。

しかし、塾を活用すると、自分に合わせた計画を立ててもらえたり、その計画に基づいた指導を受けることができます。そのため、試験当日に向けて、安心して小論文対策を進めていくことが可能です。

小論文対策を開始するタイミング

小論文対策をスタートするタイミングは、小論文が必要な受験日程によって異なります。

一般的な目安としては、総合型選抜・推薦入試は夏休みから。一般入試は秋、もしくは出願後です。

小論文の対策には、最低でも2~3ヶ月以上の期間を見積もっておく必要があります。上記は、そこから逆算したおおよそのタイミングとなります。

早い段階で小論文の概要を理解しておくだけでも、本格的な対策の理解を早めることが可能です。十分な期間を確保して準備することで、自信を持って本番に臨むことができるでしょう。

小論文対策で通う塾選びのポイント

最後に、小論文対策で塾を選ぶ際のポイントについてもご紹介します。

添削以外の指導が充実しているか

添削以外の指導について確認しておくのは、小論文対策で塾を選ぶ際に重要なポイントです。

具体的には、小論文の基本となる書き方や型の指導を受けられるか、大学の出題傾向にあわせた対策を指導しているか、といった点です。

加えて、志望校選びや受験スケジュールに関するアドバイスなど、受験全体を通した相談ができると、さらに頼りになるでしょう。

添削の回数や期限が十分か

小論文対策で塾を選ぶ際、添削の回数や、提出までの期限が十分かどうかは、よく確認しておきましょう。

なぜなら、添削の回数や期限が不足している場合、小論文対策を十分に行えない可能性があるためです。小論文の書き方はすぐに身につくものではなく、トレーニングの反復によって培われます。

そのため、小論文対策を目的に塾を選ぶ場合、添削の回数や期限が十分であったり、必要に応じて追加できる塾を選ぶようにしましょう。

そのような塾を選ぶことで、小論文について多くのフィードバックを受けられると同時に、書く力をアップさせることができます。

自分の志望大学や学部に対応しているか

自分の志望大学や、学部に対応した指導を行っている塾かどうかを、確認しておくことは重要です。

なぜなら小論文においても、大学や学部ごとに、出題傾向や問題の特徴が異なるためです。自分の志望校の小論文対策についてノウハウがあり、情報の蓄積・分析が十分な塾を選ぶ必要があります。

さらに、志望大学、志望学部の特徴に応じた指導ができる講師が在籍しているか確認できると、合格のさらなる近道となるでしょう。

指導経験が豊富な講師が対応してくれるか

指導経験が豊富な講師が対応してくれるかどうかは、非常に重要です。

基本的に、指導経験が豊富であったり、多くの合格実績を持つ塾は、講師の質が高い傾向にあります。この点は、小論文対策のノウハウや経験においても、同じことがいえます。

また、合格実績として具体的な大学名や人数、合格率を公開している場合は、そこもしっかり確認しましょう。そのようなデータは、塾の指導能力を数字で客観的に知ることができる、重要な指標です。

実績や経験が豊富な講師から指導を受けられる塾を選べば、頼れる味方となるでしょう。

マンツーマンの指導がしてもらえるか

小論文における指導で、マンツーマンで指導が受けられるかも、重要なポイント。

添削してもらった回答を自身で読み解くことも大切ですが、それ以上に、その場で直接指導を受けるのは効果的です。添削箇所を一つずつ解説してもらうことは、効率的な能力向上を期待できるでしょう。

また、疑問点をその場で解消できるため、テンポよく小論文対策を進めることも可能です。

まとめ

小論文対策を目的に塾に通うことには、とても大きな意味があります。小論文における添削・指導の質を向上させるという点から、指導に専門性が求められるためです。

小論文対策を目的として塾に通うことには、プロに小論文を添削してもらえる、小論文の書き方を基本から教えてもらえる、自分の大学にあわせた対策ができる、対策計画を立ててもらえるといった、多くのメリットがあります。

小論文対策には最低でも2~3ヵ月程度は必要なため、基礎的な部分だけでも早めに理解しておくと、本格的な対策が始まってからの理解を早めることができます。

塾を選ぶ場合は、添削以外の指導の充実度合い、添削の回数や期限が十分か、自分の志望大学や学部に対応しているか、指導経験が豊富な講師が対応してくれるか、といった点を確認しましょう。

今回は、塾で小論文対策を行うメリットや選び方のポイントについてご紹介しました。こうした情報が、皆さんの小論文対策における助けになればと思います。

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