オープンキャンパスの持ち物紹介!あると便利なものからチェックポイントまで解説

高校生の皆さんにとって、オープンキャンパスは初めての経験ですよね。大学進学を意識し、さまざまな大学のオープンキャンパスへ、参加を検討していることと思います。

しかし、これまで足を踏み入れる機会のなかった大学という空間、そこで開催されるイベントに、何を持っていけばいいのかは、なかなか想像しづらいでしょう。

今回は、オープンキャンパスに参加したいと考えている高校生の皆さんに向けて、オープンキャンパスとは何か、参加における必須級の持ち物、あると便利な持ち物についてご紹介します。

現地で見ておきたいポイントについても触れますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

オープンキャンパスとは?

オープンキャンパスとは、大学や専門学校が開催するイベントのこと。入学に関する説明会や、見学会を実施します。

その目的は、受験を意識している皆さんに向けて、大学ついて知ってもらうこと。

大学の授業を体験したり、在学生の話を聞いたり、大学内部を見学したりと、大学に関する生の情報を入手できます。

基本的に誰でも参加でき、高校1年生から3年生まで、学年を問いません。社会人や、既に他大学に通う学生であっても大丈夫です。また、保護者の方と一緒の参加、友達との参加であっても、歓迎されています。

その名称は「オープンキャンパス」の他、「学校説明会」、「体験入学」、「キャンパスツアー」、「個別相談会」、「模擬授業」と呼ばれる場合もあります。

開催時期は一般的に、7~11月の間。高校生の皆さんが参加するとなれば、主に夏休み期間中となるでしょう。その期間中は、大学も特に力を入れてオープンキャンパスを実施しています。

オープンキャンパスに必須!持ち物リスト

まずは、必須級の持ち物についてご紹介します。オープンキャンパス当日の充実度が大きく変わって来るため、必ず持っていきましょう。

大きめの鞄

オープンキャンパスには、大きめ鞄を持っていきましょう。なぜならオープンキャンパスでは、多くの資料を受け取るからです。加えて、お土産やプレゼントがもらえる場合もあります。

具体的には、折り曲げなくてもA4サイズの書類が入る、両手を空けられる鞄がおすすめ。リュックや肩掛けの鞄を持っていくと、オープンキャンパス中の行動が非常に快適になります。

当日の利便性を考えたとき、大きめの鞄については必須といっていい重要度です。

また、代用品として大きめのエコバッグを使うという方法もあります。ただし、両手を空けられるメリットは大きいため、ぜひとも両手を空けられる鞄を試してもらえればと思います。

筆記用具とメモ

オープンキャンパスが催し物であるとはいえ、メモと筆記用具は必要です。理由としては、オープンキャンパスがあくまで、大学に関する情報を集めるためのものだからです。

見聞きした情報を書き留めるために、メモと筆記用具は必須だといえます。

具体的には、

  • メモ帳もしくは、メモ用のノート
  • ボールペン
  • シャープペンシルや鉛筆

を持っていくとよいです。

そこにプラスして、カラーペンやマーカーペンがあると役立つでしょう。また、もらった資料の要点を確認したいとき用に、付箋も活躍します。

メモ帳について、「スマホのメモではダメなの?」と思うかもしれません。しかし基本的に、相手の印象を損ねる可能性がある場面では、メモ目的であっても、スマホは使わない方が無難です。

例えば、授業体験の最中にスマホを触っている姿を見せてしまっては、先生の印象は良くありませんよね。それがメモ目的であったとしてもです。

説明会の最中であっても、話をしている最中にスマホを触っている姿を見たとき、大学関係者は良い気分にはならないでしょう。

こうした形で相手を尊重するというのも、大人への第一歩。社会に出た後でも通用することなので、ぜひ実践してみてください。

お金

オープンキャンパスに参加する際は、現金を持っていきましょう。オープンキャンパスそのものは基本的に無料で参加できますが、交通費や食事代は必要です。

具体的には、交通費+食事代+もしものときのためのお金(1,000円程度)を持っていくとよいでしょう。保護者の方と一緒に参加する場合であっても、万が一に備えて持っておくと安心です。

また、交通機関で現地へ向かう場合は、電車の遅延や運休に対応するため、想定とは別のルート、交通手段を使うこともあり得ます。

そのため、交通機関で使用するICカードには少し多めの金額をチャージしておくと、当日のアクシデントにも対応しやすくなります。

スマートフォン

TPOによる使い分けは大切ですが、スマホもオープンキャンパスで必須となる持ち物の一つです。

現地への行き方を調べる、ナビとして使うといった用途や、万が一のときのための連絡用など、さまざまな用途があります。

また、参加者へのアンケートをスマホで行っている大学もあります。こうした場合に対応するためにも、スマホは持っていきましょう。

加えて、大学内の写真を撮る、ボイスレコーダーとして活用するといった用途もあります。これらは家へ帰った後、保護者の方に、大学の空気感を伝えることにも役立ちます。

飲み物

オープンキャンパスには、飲み物を持っていきましょう。オープンキャンパスの多くは夏に実施されるため、熱中症対策は必須となります。

キャンパス内に自動販売機や売店があったとしても、オープンキャンパス中に、自由に利用できるタイミングがあるとは限りません。そうした状況に備える意味でも、飲み物を持っていくのはとても大切です。

あると便利!オープンキャンパスに持っていきたいもの

次に、必須とまではいえなくとも、あると便利なものについてご紹介します。

モバイルバッテリー

スマホの重要度が高い分、モバイルバッテリーを持っていくと、より安心してオープンキャンパスに臨めます。

キャンパスまでのナビ、写真を撮影したりと、スマホは何かと使用頻度が高くなります。また、参加中は大丈夫でも、帰りのルートを調べる際にバッテリーが切れてしまう心配もあります。

こうしたアクシデントを防ぐためにも、モバイルバッテリーを持っておくと安心です。

クリアファイル

A4サイズのクリアファイルを持っておくと、受け取った資料をまとめるのに役立ちます。

オープンキャンパスで渡される資料は、パンフレットからプリントまで、そのサイズや形式までさまざま。そのまま鞄に入れてしまうと、くしゃくしゃになってしまったり、ばらけてしまう場合があります。

こうした資料をきちんと保管する場合に、クリアファイルは役立ちます。

スケジュール

自分のスケジュールがわかるものや、スケジュールを管理しているものがあると、役に立ちます。

なぜなら、オープンキャンパスでは、大学の説明だけでなく、入試の日程に関しても教えてもらえるからです。

入試形式ごとの日程や、願書の期限など、今後の予定と照らし合わせながら予定を書き込むことで、受験への意識をより高めることができます。

具体的には、普段使っている予定表スケジュール帳、手帳を持っていくとよいでしょう。

寒さ対策・暑さ対策グッズ

オープンキャンパスに参加するときは、寒さ対策・暑さ対策のグッズを持っていくと役立ちます。

夏場に参加する場合、汗拭きシートネッククーラーが便利。また、エアコンが強すぎる、弱すぎることへの対策として体温調整しやすい服装で参加することも大切です。

冬場に行われることもあり、そうした時期のオープンキャンパスでは、ひざ掛けカイロ、移動時のためのコートマフラーなどで防寒対策をしましょう。

パンフレットや資料

オープンキャンパスの前に入手していた大学のパンフレットや資料は、できるだけ持っていきましょう。説明される内容を理解する助けとなったり、現地でしか知れなかった情報を書き込むのにも使えます。

また、「オープンキャンパスで質問したいこと」も、リスト化しておきます。

大学の関係者や、催しの内容によっては現役の大学生に話を聞ける、なかなかない機会です。「聞き忘れた!」といったことがないよう、まとめておくことは大切です。

持参するメモ帳にまとめておき、抜け漏れなく疑問を解消できるようにしておきましょう。

上履きやスリッパは要確認

大学によっては、上履きやスリッパの持参を求められる場合があります。この点、オープンキャンパスの案内をしっかり読み、持参の指示がないかチェックしておくことが大切です。

忘れた場合、当日は大学が用意するスリッパを借りるといった対応になります。オープンキャンパスへの参加が不可能になるようなことはありませんが、大学側に手をかけさせることのないよう、注意しましょう。

オープンキャンパスで見るべきポイント

オープンキャンパスは、興味のある大学について自分の目で確認できる、絶好の機会です。その際に見ておくとよいポイントについて、ご紹介します。

学校の施設や設備

オープンキャンパスでは、自分が学びたい分野について充実した環境が整っているか、しっかり見ておきましょう。

他にも、キャンパスそのものの広さ、設備の充実度合い清潔さなど、目で見て体験しないと実感が湧かないことは、多くあります。

また、寮の有無図書館の蔵書量・開館時間についても確認できるとよいでしょう。

学校や授業の雰囲気

自分の体験に勝る情報はありませんよね。オープンキャンパスで大学の空気感、授業の印象を感じとれることは、貴重な体験です。

「将来、この大学に通っている」という姿を思い描くことで、入試までの期間、より強く受験を意識することにもつながるでしょう。

カリキュラムや授業内容

オープンキャンパスでは、授業のカリキュラムゼミといった、入学後の学業に関する説明も実施されます。

こうした部分は「資料や大学のWEBサイトで読んでも、ピンとこないなぁ……」となりやすいポイントです。

オ-プンキャンパス中の説明会や、質疑応答のタイミングを活用して、話を聞いてみましょう。

制度やサポート内容

在学生をサポートする制度やサービスにどのようなものがあるか、確認しておきましょう。それらは、充実した大学生活を送るのに、大いに役立ちます。

特に将来を見据えた場合、キャリア指導や進路相談の窓口があるかは重要です。

他にも、大学側がアルバイトの斡旋を行っている場合があるなど、さまざまなサポートがあります。こうした部分を、チェックしてみましょう。

周辺施設や立地

大学の立地や、その周辺に何があるかも、入学後の生活を充実させる重要なポイント。大学の周辺にコンビニや飲食店があるか、交通機関によるアクセスは良好かといった部分は、実際に見ておきたいですよね。

こうした点は大学に入学した後、毎日の生活に関わる要素。しっかり確認して、大学生となった自分の生活をイメージできるようになりましょう。

まとめ

オープンキャンパスとは、大学や専門学校が受験生に対して開催するイベントのこと。大学や専門学校について知ってもらうことを目的としています。

オープンキャンパスで必須級の持ち物としては、大きめの鞄、筆記用具とメモ、お金、スマホ、飲み物が挙げられます。

また、モバイルバッテリー、クリアファイル、スケジュールのわかるもの、寒さ・暑さ対策グッズ、事前に入手したパンフレットや資料があると役立ちます。

上履きやスリッパが必要な場合もあるので、その点は、案内をよく確認しておきましょう。

当日見ておきたいポイントとしては、施設や設備、授業の雰囲気、カリキュラムや授業の内容、制度やサポートの内容、周辺施設や立地です。大学生となった姿をイメージできることによって、受験勉強のモチベーションが一層高まるでしょう。

今回は、オープンキャンパスとは何か、参加における必須級の持ち物、あると便利な持ち物と、現地で見ておきたいポイントについてご紹介しました。

今回の記事が、皆さんのオープンキャンパスをより有意義なものとする手助けになればと思います。

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