中学生の塾はどうやって選ぶ?選び方を8つのポイントで解説!

中学生のお子さんがいる保護者の皆様の中には、「塾に通わせてたほうが良いのかな?」と感じる方は、多いのではないでしょうか?

勉強が難しくなり、受験も意識するようになってくると、保護者の方が勉強を見てあげるにも、限界を感じてしまいますよね。

しかし、いざ塾を探すとなるとたくさんの塾があり、その種類の多さやバリエーションの量に、圧倒されてしまうかもしれません。実際、どのように選べばよいかわからず、選択肢の多さに迷ってしまう方は、多くいらっしゃいます。

今回はそんな、中学生のお子さんをお持ちの保護者の皆様に向けて、中学生の塾選びに置ける8つのポイントと、中学生の塾選びに置ける注意点について、ご紹介します。

中学生の塾選びで大切な8つのポイント

中学生の塾選びにおいて、意識したい点は多くあります。その中で代表的な物を8つ、ご紹介します。

塾に入る目的を明確にする

まず最初に重要なのは、塾に入る目的を明確にすること。

なぜなら、塾に入る目的によって、最適な塾の種類や授業形態、選び方や判断基準が変わるためです。

塾に入る主な目的としては、

  • 志望校合格のため
  • 受験に関する情報収集のため
  • 内申点のための定期テスト対策のため
  • 学校の授業についていくため
  • 苦手科目の克服のため
  • 学習習慣定着のため
  • 自習室などの塾施設利用のため

などが挙げられます。

お子さんが塾に通う、その目的を明確にしましょう。そうすることで、お子さんの状況にあった塾を選ぶ、一つの指針を持つことができます。

ここで明確にした目的は、塾選びの中核となる部分です。今後の方向性がここで決まってくるため、しっかり目的を持って塾選びに臨みましょう。

お子さんにあっている授業形態を選ぶ

塾の授業形態がお子さんにあったものであることは、とても大切だといえます。

なぜなら、授業形態によって、お子さんに合う・合わないがあるためです。

塾を選ぶ際の選択肢としては主に、以下の3つのうちから、いずれかを選ぶこととなります。

  • 集団指導塾……講師一人が多数の塾生に対して授業する
  • 個別指導塾……講師一人が少数の塾生に対して、もしくはマンツーマンで授業する
  • オンライン指導塾……オンライン上で、録画授業やライブで授業する

それぞれ特徴があり、お子さんの現在の学力や目的、集中力や性格的なタイプによって向き不向きが異なります。

そのため、お子さんにマッチした授業形態の塾を選ぶことが大切です。

塾の設備や環境が充実しているか

塾の設備や自習環境、セキュリティが充実しているかは、大切なチェックポイントの一つ。

なぜなら、勉強や勉強に関する取り組みに積極的になれる環境は、お子さんの学習成果に大きな影響を与えるためです。

加えて、お子さんが安全に勉強できるセキュリティが実施されているかも、確認しておきましょう。これは、保護者の方が安心してお子さんを送り出せるという意味でも、重要だといえます。

通塾しやすい立地かどうか

その塾が、通いやすい立地にあるかどうかは、重要なポイント。

なぜなら、通塾が難しい立地の塾は、移動のストレスが大きくなりやすいためです。

通塾のたびに長い移動時間がかかるのは、保護者の皆さんが思っている以上に、お子さんにストレスをかけます。「今日は塾かぁ……」と、気持ちが沈んでしまうような移動時間を要する塾は、避けた方が無難です。

  • 自宅、もしくは学校から近いか?
  • 電車やバスなどの交通機関は通っているか?
  • 必要に応じて送迎は可能か?

という点に注意して、立地を確認してみましょう。

また、帰りが遅くなる可能性がある場合、夜間の安全性も大切です。その場合、安全に通塾できる道順を、事前に確認しておきましょう。

塾のサポート体制は充実しているか

塾のサポート体制が充実しているかどうか、つまり、授業外のサポート体制が充実しているかも、確認しておきましょう。

なぜなら、塾に通う際、目的を達成するのに必要なのは、授業だけではないからです。

  • 授業が終わってわからない所を質問した際、時間を十分に取ってもらえるか
  • 授業を欠席したとき、その振替やフォローをしてもらうことは可能か
  • 進路相談に乗ってもらうことは可能か

授業以外のサポートが充実した塾では、結果的に、授業そのものを充実させることができます。

そうした点からも、サポート体制の充実度合いは、チェックしておきたいポイントだといえるでしょう。

講師のレベルや相性はあっているか

講師のレベルや相性がお子さんにあっているかは、重要な要素といえます。

なぜなら、レベルや性格的な相性が悪い講師との授業では、お子さんの学力を十分に引き出すことが難しいためです。

そのため、お子さんの理解度にあった授業を行える講師であるか、お子さんと性格的な相性が良い講師であるかは、よく確認しておく必要があります。

この点、事前に詳細を知ることは難しいので、体験授業などを利用して、お子さんの反応を確認して判断することをおすすめします。

かかる費用は問題ないか

塾にかかる費用は問題ないか、入塾前によく確認しておきましょう。

なぜなら、授業料以外に、入会金や教材費、季節講習の費用やその他のオプションなどで、費用がかさむ可能性があるためです。また、傾向として、受験学年の授業料は他の学年と比べて高くなることがあります。

年間で発生するトータルの費用を確認し、予算にあった塾を選ぶことが大切です。

口コミや合格実績はどうか

口コミや合格実績は、塾を選ぶうえで重要なポイント。

なぜなら、口コミや合格実績は、その塾の評判や実力、信頼性を見極める材料だからです。

特に受験を意識する場合、合格実績は重要な指標となりえます。合格実績が十分な塾は、受験対策に優れ、それだけの数の塾生を合格に導く指導ができているといえるでしょう。

また、口コミについては、保護者の目線により近い立場から情報を収集できる点で有用です。塾の雰囲気やサポート体制について知りたいとき、効果的といえます。

インターネット上で調べるだけでなく、塾を利用している、もしくは過去に利用していたお子さんの保護者の方に、聞いてみるのもよいでしょう。

中学生の塾の選び方における注意点

次に、塾選びにおいて、注意したほうが良い点についてもご紹介します。

本人の意思を確認する

中学生の塾選びにおいて、本人の意思を確認するのはとても大切です。

勉強に対するお子さん本人のモチベーションは、学習成果に直結します。だからこそ、本人の意思に基づいて通塾を決めることが重要です。

お子さんの意思を無視して塾に通わせたり、保護者の方の一存で塾を選んでしまわないよう、注意しましょう。

「勉強させられている」より、「自分から勉強している」と感じられる環境を作ってあげることが大切です。

費用が高いから良いとは限らない

塾選びにおいて、「高額な塾は良い塾」とは限りません。予算が多いほど選択肢は広がりますが、費用が高い=良い塾と判断するのは早計だといえます。

なぜなら、塾選びにおいて大切なのは、その塾がお子さんの学力や状態に合致していて、続けやすい条件が整っていることだからです。

例えば、費用が高くてレベルの高い授業を行っている塾でも、お子さんの現在の学力にとって難しすぎては、ミスマッチですよね。こうした場合、十分な学習効果を上げることは、難しくなります。

費用が高いからとって、お子さんにとって良い塾とは限りません。「お子さんにマッチした塾であるかどうか?」を判断の基準に置くほうが、大切だといえます。

複数の塾を比較する

塾を選ぶ上では、複数の塾を比較することをおすすめします。

なぜなら、どの塾に入るかは、お子さんの勉強の成果を左右する、重要な選択だからです。この先の長い時間、その塾がお子さんの成長や学習に対する姿勢に、大きな影響を与えます。

お子さんにより適した塾を選ぶことで、勉強に対して前向きになったり、「勉強ができる」という自信の形成につなげることが可能です。

だからこそ、複数の塾を比較検討することによって、最適なものを選ぶことが大切だといえます。

比較の際には、十分な情報を集めることに加えて、体験授業を活用することもおすすめです。

お子さんが実際に授業を体験することで、資料や塾のWEBサイトだけではわからない、肌で感じる情報を入手できます。

また、お子さん自身が「自分が塾に通っている姿」を想像しやすくなり、モチベーションアップにもつながるでしょう。

まとめ

中学生の塾選びにおいては、大切にしたいポイントが8つあります。

まず、塾に入る目的を明確にすること。次に、お子さんにあった授業形態を選ぶことです。

そこに加えて、塾の設備・セキュリティにおける環境、通塾しやすい立地であるかどうか、授業以外のサポート体制の充実度合い、講師のレベルや性格的な相性がお子さんとマッチしているか、塾にかかる費用は問題ないか、口コミや合格実績はどうか、といった点を判断していきます。

塾を選ぶ際の注意点としては、本人の意思をきちんと確認すること、費用が高いからといってお子さんにとって良い塾とは限らないこと、複数の塾を比較して決めることが挙げられます。

中学生の塾選びにおいては、現在の学力や状況にあった塾を選ぶのがとても大切です。多くの塾では体験授業を実施しているため、ぜひ積極的に活用してみてください。

今回は、中学生の塾の選び方について、8つのポイントと、その注意点をご紹介しました。これらのポイントが、お子さんの塾選びの参考になりましたらと思います。

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